歯科と皮膚科のボトックス治療の違いとは?|大垣市の歯医者|荒尾歯科医院

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歯科と皮膚科のボトックス治療の違いとは?

歯科と皮膚科のボトックス治療の違いとは?
食いしばり・歯ぎしりへの効果や治療の流れを解説

こんにちは。荒尾歯科医院です。

近年、「ボトックス治療」という言葉を耳にする機会が増えてきました。
美容皮膚科や美容外科で行われるイメージが強いボトックス治療ですが、実は歯科医院でも行われることがあります。

「歯医者でもボトックスができるの?」
「歯科と美容皮膚科では何が違うの?」
「食いしばりや歯ぎしりにも効果があるの?」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
今回は、歯科と美容皮膚科で行われるボトックス治療の違いや、歯ぎしり・食いしばりへの効果、荒尾歯科医院での治療の流れについて解説します。

そもそもボトックス治療とは?
ボトックス治療とは、ボツリヌス菌が産生する毒素から作られた製剤を筋肉に注射し、筋肉の過剰な緊張や収縮を一時的に抑える治療です。
一般的には「ボトックス」と呼ばれていますが、ボトックスは製剤の商品名の一つであり、治療自体は「ボツリヌス療法」と呼ばれます。
注射する筋肉や目的によって、美容医療や歯科医療など、さまざまな分野で使用されています。


歯科と美容皮膚科のボトックス治療の違い

歯科と美容皮膚科では、使用する薬剤の作用は共通していますが、主な治療目的や注射する部位が異なります。

① 歯科で行うボトックス治療
歯科では、主に咬筋(こうきん)と呼ばれる噛むための筋肉に注射を行います。
咬筋は、食べ物を噛むときや歯を強く食いしばるときに働く筋肉です。
歯ぎしりや食いしばりの癖がある方は、咬筋に過剰な力がかかっている場合があります。

その結果、以下のような症状につながることがあります。

  • 朝起きたときに顎が疲れている
  • 無意識に歯を食いしばっている
  • 歯がすり減っている
  • 詰め物や被せ物が外れやすい
  • 顎の筋肉に張りやこわばりがある
  • 咬筋が発達してエラが張って見える

歯科で行うボツリヌス治療は、筋肉の過剰な働きを一時的に抑え、歯や顎にかかる負担を軽減することを目的としています。
ただし、歯ぎしりや食いしばりの原因そのものを取り除く治療ではなく、効果や適応には個人差があります。
また、症状によってはマウスピース(ナイトガード)などの治療も選択肢となります。

② 美容皮膚科で行うボトックス治療
美容皮膚科や美容外科では、主に見た目の改善を目的としてボトックス治療が行われます。
代表的な治療には、以下のようなものがあります。
  • エラの張りを目立ちにくくする咬筋への注射
  • 眉間や目尻などの表情じわへの注射
  • 顎の梅干しじわへの注射
  • 脇の汗を抑える治療

美容目的で咬筋に注射する場合も、筋肉の働きを抑えるという基本的な仕組みは歯科と共通しています。

歯科では歯や顎への負担軽減などの機能面を主な目的とし、美容医療では輪郭やしわなどの見た目の改善を主な目的とする点が異なります。

ボトックス治療は歯ぎしり・食いしばりに効果がある?
歯ぎしりや食いしばりは、睡眠中や日中に無意識に起こることがあります。
強い噛みしめが続くと、歯や歯周組織、顎の筋肉などに負担がかかる場合があります。
ボツリヌス治療では、咬筋の過剰な収縮を抑えることで、噛む力を一時的に弱めることが期待されます。
ただし、すべての歯ぎしりや食いしばりに適応となるわけではありません。
歯の状態や顎関節の症状、筋肉の状態などを確認したうえで、治療の必要性を判断することが大切です。

荒尾歯科医院のボトックス治療について
荒尾歯科医院では、ボトックス治療を行う際に、注射をして終わりではなく、治療前後のお顔や筋肉の状態を確認しながら経過を見ていくことを大切にしています。

① 治療前のお顔の写真撮影
まず、治療前のお顔の写真を撮影し、咬筋の状態や左右差などを記録します。
写真を残しておくことで、注射後の変化を比較しやすくなります。

② 歯科医師による咬筋の触診
次に、歯科医師が実際に咬筋を触診し、筋肉の張りや緊張の程度を確認します。
食いしばりの癖や顎の状態なども確認し、患者さま一人ひとりのお悩みを把握していきます。

③ 咬筋のマッサージ
必要に応じて、咬筋の状態を確認しながらマッサージも行います。
筋肉の緊張やこわばりなどを確認し、患者さまのお口や顎の状態を把握するためのケアです。

④ ボトックス注射後の経過観察
ボトックス注射後も、治療前に撮影した写真や咬筋の状態と比較しながら、筋肉の変化や症状の経過を確認します。
注射後の変化には個人差があるため、必要に応じて状態を確認しながらサポートを行っています。
このように、荒尾歯科医院では治療前の評価から注射後の経過観察まで、患者さまのお悩みに合わせた診療を大切にしています。

ボトックス治療の効果はどのくらい続く?
ボツリヌス治療の効果は永久的なものではありません。
一般的には注射後数日から2週間程度で作用が現れ始め、数か月程度持続することがあります。
ただし、持続期間は使用する製剤や注射部位、筋肉の状態、個人差などによって異なります。
また、注射後には噛みにくさ、筋肉のだるさ、左右差、注射部位の腫れや内出血などが生じることがあります。
治療を受ける際は、事前に効果やリスクについて十分な説明を受けることが大切です。

まとめ|食いしばりや歯ぎしりのお悩みは歯科医院へ
歯科と美容皮膚科のボトックス治療は、同じボツリヌス製剤の作用を利用していますが、治療の目的が異なります。
歯科では、歯ぎしりや食いしばりによる歯や顎への負担を軽減することを目的として、治療の選択肢の一つとして検討されます。
荒尾歯科医院では、治療前のお顔の写真撮影や歯科医師による咬筋の触診、必要に応じたマッサージを行い、注射後も写真や筋肉の状態を比較しながら経過を確認しています。
「朝起きると顎が疲れている」「歯ぎしりを指摘された」「無意識に歯を食いしばってしまう」などのお悩みがある方は、一度歯科医院でお口の状態を確認してみましょう。

気になる症状がございましたら、荒尾歯科医院までお気軽にご相談ください。